Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-401- 【Why Don't We Do It In The Road】

 

【 Why Don't We Do It In The Road 】 -1-

 


今の感想

 


このセッションでの録音33曲目。
ポールの曲


ポールの1人多重録音のロックン・ロール
ジョンが参加していないのが雰囲気でわかる

ジョンが参加していたらもっと素晴らしいロックン・ロールに
なっていただろう。この曲は未完成だ。

完成していたら、I've Got Feelingのようになっていた。
I've Got Feelingがこの曲の完成形だ。

だからジョンが参加していたらよかったのにと思っていた。
でも考えを変えた。

考えを変えさせたのはポールのソロ1st「McCartney」だ。
このアルバムの素晴らしさがわかったらこの曲の素晴らしさもわかる。

この曲からソロ1st「McCartney」は繋がっている。
どちらもポール1人によるロックン・ロールだ

弾き語りのロックン・ロール
ポールが生み出したロックの新しいジャンル。

1人での弾き語りのロックン・ロール
ポールも感じたのだろう。

この新しいジャンルの革新性を。ポールは夢中になってこの新しいジャンル、
1人での弾き語りのロックン・ロールに邁進した。

この曲の素晴らしさはソロ1st「McCartney」を好きな人にはわかる。
ジョンはわかったのだろう。

この曲の素晴らしさ、革新性がわかった。
でもバンド演奏ではないから自分は疎外されている。参加させてもらえない。

バンド演奏がジョンのしたいことだ。素晴らしい曲であるのに
その曲は1人での弾き語りという革新性のあるジャンル

これがジョンにとってはジレンマだった。
このジレンマの中でジョンは不満を感じ怒りが積もったのだろう。

この曲はこの時のジョンとポールの意識の齟齬を体現している。
セッションも大詰めとなったこの曲に2人のすれ違いが刻まれている。