The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-400- 【The Continuing Story Of Bungalow Bill】
【 The Continuing Story Of Bungalow Bill 】 -5-
【まとめ】
「White Album」セッションでの録音32曲目
○
The Continuing Story Of Bungalow Bill について
スタジオにいた人は誰もがこのセッションに参加した
オノ・ヨーコは「not when he looked so fierce」の1行をソロで歌った。
女性のリード・ボーカルはビートルズのレコーディングで初めてだ。
オノ・ヨーコがこの部分をソロで歌ったのは
歌詞的に登場人物の母親のセリフだったからだ。
この第2テイクを聞くとオノ・ヨーコのボーカルが上記の2行だけではなかった
ことがわかる。
オノ・ヨーコは初めから最後までジョンと一緒にリード・ボーカルを歌っているのだ。
ジョンにとって元々の構想はジョンとオノ・ヨーコが一緒に歌うことだった。
ポールは演奏に参加している。
4人での同時演奏だ。
メロトロンはクリス・トーマスだ
「Eh,up!」の意味は(えっ、ちくしょう)
リヴァプール訛りだ
ジョンがアメリカを意識して歌詞を書いたのは確実だ。
歌詞にはジョンの反米感情が含まれている。
歌詞のこの部分はヴェトナム戦争反対のデモのシュプレヒコールを
アレンジしたものだ。
○
ビートルズの状態について
White Albumのセッションからジョンはポール以外にもう1人
パートナーを持った。それがオノ・ヨーコだ。
セッションも最後になってジョンはもう1曲ジョン & ヨーコの
曲を録音した。それがこの曲だ。
ジョン & ヨーコの作品としてジョンは録音したのだ。
ジョンはヴェトナム戦争についても表明したかった。
White Albumで直接表明はしなかったがこの歌で反米の姿勢を示した。
この曲は歌詞の面でもフルクサスの精神、混沌と叛乱およびオノ・ヨーコの
影響を強く受けている。