The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-398- 【The Continuing Story Of Bungalow Bill】
【 The Continuing Story Of Bungalow Bill 】 -3-
演奏について
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【資料】
ジョンがインドで作ったメッセージ・ソング
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers P.32)
:
この曲はインドで作られた。
イーシャー・デモでデモ録音もされている。
○
【資料】
1968年10月8日
第1回録音
完成
ベーシック・トラックの録音は3テイクのみだが、
いくつものオーバー・ダブが重ねられている
Sgt. Pepper'sのころとは大違いの、陽気で場当り的なレコーディングで
雰囲気を重視してミスもそのまま残してある。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.199)
:
1日で録音は完成した。
ベーシック・トラックの第3テイクにオーバー・ダブがされた。
この曲にはスタジオにいる誰もが自由に参加した。
場当たり的でハプニング性があった。
アルバム「Sgt. Pepper's」とは全く違う録音方法であり雰囲気だった。
ジョンは場当り的、ライブ性、ハプニング性のある録音方法をとった。
これはビートルズの初期のアルバムでみられるものだ。
ジョンはバンド演奏でのライブ感をより大事にした。
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【資料】
3テイクが録音された。
構成はベースとドラムとギター2本
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.217)
:
ベーシック・リズム・トラックは3テイク録音した。
構成はベースとドラムとギター2本
ということはポールは演奏に参加している。
ポールはこの曲の録音に参加していないとする説もあるが参加している。
ポールとリンゴとジョージとジョンのギター
4人での同時演奏だ。
○
【資料】
メロトロンを弾いたのはクリス・トーマス。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.199)
:
メロトロンはクリス・トーマスだ
ビートルズ以外のメンバーの演奏はクリスだけだ。
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【資料】
曲に入ってコーラス部分の次のジョンのソロのバックで鳴っている
ギターのトレモロの音はクリス・トーマスがメロトロンで、
マンドリンの音を出している。
メロトロンはエンディング近くではトロンボーン風の音も出している。
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers P.32)
:
マンドリンの音はクリスのメロトロンだ。
エンディングのトロンボーン風の音もそうだ。
○
【資料】
オープニングにスパニッシュ・アコースティック・ギターの短いソロがあるが
これは別に録音し第3テイクの初めにくっつけたものだ。
一方エンディングではレノンが強い北イングランド訛で「Eh,up!」と
どなる
(The Complete Beatles Recording Sessions P.199)
:
イントロのスパニッシュ・ギターは別録音で編集としている。
しかしこれはメロトロンのサンプル音源だ。
最後のジョンの掛け声は「Eh,up!」だ。
リヴァプール訛りの発音だ。
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【資料】
「Eh,up!」
(えっ、ちくしょう)
エンディングでの掛け声。
リヴァプールなまりまる出し。
(ビートルソングス研究読本 P.37)
:
「Eh,up!」の意味は(えっ、ちくしょう)
リヴァプール訛りだ
○
【資料】
フラメンコ・ギターは新しい楽器「メロトロン」のサンプルとして
入っていたうちのひとつの音をジョンがそのまま使った。
:
イントロのフラメンコ・ギターはメロトロンのサンプル音源
ジョンのアイデアで使った。
○
【資料】
他のメロトロンのサンプルがイントロに編集で加えられた。
このスパニッシュ・ギターはオーストラリア人のセッションギタリスト
エリック・クックによるものだ。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.217)
:
このメロトロンのサンプル音源として付属していたギターの演奏は
オーストラリア人のセッションギタリスト、エリック・クックの演奏だ。
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【資料】
ジョンが口笛をこの曲ではじめて使っている。
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers P.32)
:
ビートルズの曲で初めて口笛を使った。
ジョンが吹いている。