The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-381- 【Savoy Truffle】
【 Savoy Truffle 】 -3-
ジョン不在の中まるでジョンそのもののジョージの演奏について
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【資料】
1968年10月3日
第1回録音
ドラムス、ベース、リード・ギターから成る
ベーシック・トラックを録音。
ジョン・レノンは一切参加していない。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.197)
:
10月3日にベーシック・リズム・トラックを録音した。
リンゴのドラムス、ポールのベース、ジョージのリード・ギター
3人での演奏だった。
ジョンは参加していない
○
【資料】
リズム・ギター、ベース、ドラムでベーシック・リズム・トラックが
録られた
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.220)
:
ギターはジョージ1人だった。
ジョンのギターは不要と判断された。
○
【資料】
10月3日午後4時から午前2時30分のあいだに、ジョージ、ポール、リンゴで
リード・ギター、ベース、ドラムのベーシック・トラックを1テイク録音した。
(The Complete Beatles Chronicle 1965-1970 P.367)
:
直前の録音曲であるHoney Pieと同じく
この曲も1テイクがあるだけだ。
Honey Pieは1テイクだけであるが実際の録音は
リハーサル、本番とも大量に録音されている。
だからこの曲も1回の録音だけで終了されたのではなく
多くの録音がされてベスト・テイクが第1テイクとされたということだろう。
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【資料】
この曲はジョンの影響なのか変拍子が入っている。
イントロ及びブリッジが全部で7拍半なのである。
歌に入って頭の1小節は3拍で4分の3である。
イントロは速い3連のフレーズのようなアクセントをつけているが、16分音符
が9つというフレーズだ。カウントを入れなければ非常に入りづらく
レコードと合わせて入るのが困難
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下) P.104)
:
Happiness Is A Warm Gunは変拍子の多い曲だった。
バンドで合わせるのは難しく歌詞に拍子数を書き込みながら録音した。
この曲も変拍子の曲だ。
ジョージはジョンに影響されたのだろう。
ジョンに影響された変拍子を使ったこの曲作りに際して
ジョージは1人で作曲しジョン不在で録音を完了している。
ジョージは1人でできる。ジョージは1人でジョンのような変拍子の曲、
ジョンのような激しいロックン・ロールを完成できるようになっていた。
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【資料】
ジョンと思わせるワイルドなバッキングは、なんとジョージなのだ。
ジョンの影響を受けた変拍子の楽曲といいバッキングのプレイといい
非常にビートルズナンバーとして完成しているのに、なんとジョンは
まったく参加していない
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下) P.105)
:
ジョージはジョンの能力を吸収した。
ジョンを思わせるワイルドなギターを弾いた。