Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 266- 【Yer Blues】

 

【 Yer Blues 】 -10-

 


【まとめ】

 

White Album」セッションでの録音16曲目

 


Yer Blues について

コントロール・ルームに併設されていた物置のような小部屋で録音
ジョンが目指したのはメンバー一体となったバンド演奏
リンゴはこの曲を好きだ。
ジョンとジョージの2人によるリード・ギター
ジョンがバンド演奏に情熱を持っているからこそ出来上がった
間奏での最初のリード・ギターはジョンだ。
間奏の途中で交代する高く鋭い音のリード・ギターがジョージ
このギターにはジョージの怒り、不満、悲しみが込められている
ジョンのリード・ギターはジョンの得意のカッティング・フレーズ
Yer Bluesがジョンの理想とするセッション
ジョンがイメージしていた最新のジョンのRock'n RollとはYer Blues

 



ビートルズの状態について

ジョンは充実している。気分が乗っていた
ポールは半分がバンド演奏ではなかった。弾き語りと多重録音だ。
ジョンはバンド演奏から離れていない。
リンゴは一体感を感じられるバンド演奏が好き
リンゴには強く結びついている状態が素晴らしいとの価値観がある
ポールは自分の曲では自分の頭の中で鳴っている音を録音したい
ジョージは自分の曲でのバンド演奏に悲観的
ジョン主導のバンド演奏は最高のレベルを保持
ポールはバンド演奏での奇跡よりも自分で想定していた音を優先した。
ポールがメンバー4人でのバンド演奏から離れていっていた
ジョンはライブでのバンド演奏での録音を取り戻したかった
ジョンはビートルズ初期の躍動感あふれるライブ録音に戻したかった
White Albumのセッションが始まってからビートルズは仲良く順調に録音をしてきた。
それが7月25日のWhile My Guitar Gently Weepsから変わる。
ジョージにとって試練の期間が訪れる。
それまでの状態がうそのようにジョージは失意と焦燥を感じ始める
8月17日ジョージは突然セッションをキャンセルして
パティとギリシャ旅行にでかけた。
ジョージはここでキレたのだ。
感情が爆発しそうになって失踪した
ジョンはバンドをThe Dirty Macと名づけた
1968年12月の時点でジョンはポールへの怒りと不満を隠していない
自分のバンドを作りWhite Albumのようなロックをすることがコンセプト