The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-151- 【Cry Baby Cry】
【 Cry Baby Cry 】 -11-
録音の完成とメンバー間の状態について
○
【資料】
1968年7月18日
録音3日目
オーバーダブ
ジョンの新しいボーカル
バック・ボーカル
新しいハーモニウム
タンバリン
他のSE
完成
(The Complete Beatles Recording Sessions P.177)
:
リズム・トラックを10テイク録って完成させた録音2日目の翌日は録音はしなかった。
その翌日の7月18日に3日目の録音をして完成させた。
ジョンは新しいリード・ボーカルに差し替えた。そこにバック・ボーカル、
ハーモニウムの差し替え、タンバリンとSEをオーバー・ダビングして完成した。
○
【資料】
残された1つのトラックに
ジョンのリード・ボーカル
ポールのバック・ボーカル
リンゴのタンバリン、
ジョージ・マーティンのハーモニウムを加えた。
9月17日に4トラック・テープから8トラック・テープへ
移された。
新たに録音はされていない。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.190)
:
バック・ボーカルはポールだ。
録音をしなかった昨日の9月17日に4トラック・テープから8トラック・テープへ移している
この曲はメンバー全員が演奏している。
全員が最高の演奏をしている。
バンドとしての勢いがありまとまりもある。
資料本によく書かれているようにメンバー間の雰囲気が最悪とはとても思えない。
○
【年表】
1968年7月15日
録音初日
リハーサル
1968年7月16日
録音2日目(テイク1~10)
ベーシックトラック完成
1968年7月18日
録音3日目
ヴォーカル録音
SE録音
完成
:
録音の経過は以上になる。
3日で完成されている。バンドの状態がよかったのだろう。とてもスムーズだ。
短時間で完成。演奏もすごい。
ジョンの精神状態もよかったのだろう。だから順調に進んだのだろう。
バンドのメンバー間が険悪な状態ではそうはならないはずだ。
この時メンバー間はうまくいっている。バンドの状態はいい。