The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-142- 【Cry Baby Cry】
【 Cry Baby Cry 】 -2-
ジョンはこの曲をいつ作成したのか。
○
【資料】
Cry Baby Cryはインド旅行の前のもの
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.169)
:
インド旅行よりも前にできていた。
他の大部分の曲のようにインド旅行時に作成したものではない。
○
【資料】
Kenwood Demos(ケンウッド・デモ)
1967年12月~1968年1月
Cry Baby Cry
Across The Universe
Hey Bulldog
You Know My Name (Look Up The Number)
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.150)
:
ジョンが一人で作成したデモがある。通称ジョンが住んでいたケンウッドに
ちなんでKenwood Demos(ケンウッド・デモ)と呼ばれている。
1967年12月~1968年1月に作成されたテープにCry Baby Cry、Across The Universe、
Hey Bulldog、You Know My Name (Look Up The Number)が録音されている。
この4曲はこの同じ時期に録音されたものなのだろう。
ジョンが目覚める前、革命(Revolution)前の曲だ。
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【資料】
Cry Baby Cry
A.Home Tapes Four:1967-68
鳥の鳴き声のループをバックにジョンがピアノを弾いている。
ジョンは鳥の鳴き声が好きだ。
ダブル・トラックのボーカルがAcross The Universeのコーラスへと続く
もしかしたらこの時点ではCry Baby CryとAcross The Universeの2曲は
同じ曲の一部だったのかもしれない。
(Complete Beatles Audio Guide P.282)
:
Kenwood Demosでの音源が残っている。
公式リリースはされていないが、ブートレグあるいはYou Tubeで聴ける。
ジョンは鳥の鳴き声をバックにピアノを弾いている。
ジョンは鳥の鳴き声が好きだと記載されている。
ダブル・トラックのボーカルがCry Baby Cryを歌っている。
途中からAcross The Universeのコーラス部に変わる。
だからこの2曲は元々は同じ曲だったのではないかとしている。
確かにAcross The Universeには鳥のSEが使用されている。
このデモでも鳥のSEが使用されている。ジョンの最初からのアイデアだったのだろう。
それでAcross The UniverseのSEに鳥の鳴き声が使われているのだろう。