The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 80- 【Good Night】
【 Good Night 】 -2-
なぜEsher Demos（イーシャー・デモ）がないのか
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【資料】
ジョンが5歳になる息子ジュリアンのために書いた子守唄。
（CD版 Anthology3 CD付属解説書 P.11）
ジョン
ジュリアンのために書いた
（ビートルソングス P.149）
：
ジョンは当時5歳だった息子ジュリアンのために書いた
これは間違いないようだ。
いつ書いたのだろうか。
他の多くの曲と同じようにインドなのだろうか。
この曲にはEsher Demos（イーシャー・デモ）がない。
インドであればEsher Demosがあるはずではないだろうか
バックがオーケストラだからデモがないのだろうか。
オーケストラのスコアはジョージ・マーティンが書く。
Esher Demosにジョージ・マーティンの参加は考えられない。
オーケストラであればデモがないことに納得はいく。
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【資料】
1968年7月2日
テイク10
White Album（スーパー・デラックス・エディション 2018）
CD4-6
リンゴに3人がコーラスをつける。
ジョン、ポール、ジョージのdreamというコーラスが美しい。
オーケストラじゃなくてこの構成でもよかったのではないかと思えてくる。
4人が楽しそう
（レコード・コレクターズ 2018 12 P.94）
：
1968年7月2日、録音2日目のテイク10を聞いてみる。
このテイクはWhite Album（スーパー・デラックス・エディション 2018）で聞ける
バックはギターのみ。
リンゴのボーカルと3人のコーラス。とても美しい。
ボーカル・グループのハーモニーのよう。
まるでビーチ・ボーイズのよう。
今までのビートルズにはなかった。
これはBack In The USSRと同じようにビーチ・ボーイズへのオマージュなのだろうか
このバージョンはオーケストラをバックにして完成する前のテイク。
オーケストラの前にはギターと3人のバック・コーラスだったことがわかる。
最初の案がギターと3人のバック・コーラスならばEsher Demosがあるはずだ。
Esher Demosはアレンジを検討して決定する場なのだから。
ギターと3人のコーラスならデモができるはずだ。
だからEsher Demosにてデモを作成するはずだ。
でもこの曲にはEsher Demosがない。
ギターとバック・コーラスでセッションをまず開始した。
その後のセッション中にオーケストラへとアレンジが変わる。
事前のアレンジの検討、決定ができていない
Esher Demosでデモを作成できなかったのではないか。
その理由はEsher Demosの時にはこの曲はできてなかったからではないか。
以上の理由でこの曲はEsher Demosの時にはまだ作られていない。
5月第3週からセッションの日までの間に作られたとします。
