The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-204- 【While My Guitar Gently Weeps】
【 While My Guitar Gently Weeps 】 -2-
Esher Demos(イーシャー・デモ)はジョージの弾き語りなのか
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【資料】
White Album(スーパー・デラックス・エディション 2018)
CD3枚目(イーシャー・デモ)6曲目
ジョージのカウント入り
オルガンは入っていない
(レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.96)
:
イーシャー・デモで録音されている。
ジョージがカウントしている
オルガンは入ってない。
入っているとする資料がある。
このデモの音がジョージが出したかった音なのだろう。
収録ヴァージョンでバンド・サウンドになってもこの音の世界が保たれている。
これは驚異的だ。ジョージがメンバーの演奏をうまくまとめて
自分の想定した音の世界になるようにプロデュースしたことがわかる。
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【資料】
インドのリシケシュで書かれた
(レコード・コレクターズ 1996年 11月 P.40)
:
ジョージがインド滞在中に書いた。
ジョージもジョンと同様インドに創作意欲が刺激された。
○
【資料】
ジョージが彼自身のギターとボーカル、オルガンで伴奏している。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.170)
:
イーシャー・デモはジョージのギターとボーカルとしている。
この資料ではオルガンと書かれているがオルガンは聞こえない。
後日録音されるテイク1がジョージの弾き語りであることも考慮して
イーシャー・デモはジョージの弾き語りとします。
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【資料】
歌詞は未完成
最初のバースの
the problems you sow are the troubles you're reaping
の歌詞は7月までに書き換えられる
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.170)
:
歌詞は収録ヴァージョンとはかなり違っている。
イーシャー・デモでは上記の歌詞を歌っている
イーシャー・デモの後もジョージは歌詞を大幅に変えている。
この曲を大事に扱い推敲を重ねたのだろう。