The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-344- 【Piggies】
【 Piggies 】 -9-
リンゴはドラムを演奏しているのか
○
【資料】
1968年9月19日
Piggies
第1回録音
1~11テイク
映像版 Anthology 8にこのセッションの断片が二つ収録されている。
同じテイクかは不明。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.213)
:
映像版 Anthology 8のアウトテイク・メドレーに短い演奏が収録されている。
このテイクが第何テイクかは不明。
断片が二つとあるが演奏が1つと会話が一つということだろうか。
演奏は一つしか収録されていないと思う。それに短い会話がついている。
○
【資料】
映像版 Anthology 8
ジョージ
I'll just be singing to guide you
ポール
Fair enough
これはおそらく第1テイクの前にされた会話だ
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.214)
:
映像版 Anthology 8のアウトテイク・メドレーの演奏部分で
ジョージとポールの会話が聞ける。
ジョージは「わかりやすいように歌っていくよ」と言い
ポールは「わかった」と返している。
この会話は第1テイクの前の会話だろうとしている。
歌っていくよと説明しているので最初の演奏時の会話なのだろう。
演奏したのはジョージとポールとリンゴだから
ジョージはポールとリンゴに向けて話している。
○
【資料】
DVD Anthology 8には別テイク(失敗してすぐやめ)
が収録されている
(The Beatles Remastered CD Guide P.148)
:
映像版 Anthology 8に収録されているアウトテイクは
失敗してすぐにやめている。
○
【資料】
リンゴはドラムらしいプレイはなく、タンバリンとバスドラだけの
プレイだ
ベースのフレーズと合わせて踏んでいる。
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下) P.81)
:
リンゴはバスドラとタンバリンを演奏している。
バスドラはとてもシンプルだ。ベースに合わせている。
バスドラはとても単調なものだけれど
リンゴはドラムを叩いている。
リンゴが脱退してバンドに復帰してから4曲目だ。
この4曲では全てリンゴはドラムを叩いている。
バンドに復帰してからのリンゴには全曲で
ドラムを叩くとの決意があった。
復帰2曲目のI Willでもドラムを叩いた。ポールの弾き語りの曲で
ドラムはなくてもよかったかもしれないがリンゴにとっては重要だ。
同様にPiggiesのドラムが単純だろうとジョージがなくてもいいと
考えたとしてもリンゴはドラムを叩いただろう。
なにしろ他人(ポール)がドラムを叩いたという理由で
一度バンドを脱退しているのだ。リンゴには後がない。
○
【資料】
ポールの豚の鳴き声を意識した単音を強調したベースを録音
:
ポールはブタの鳴き声を意識してベースを弾いている。
ポールはジョージの曲に工夫をこらして貢献している。
○
【資料】
ポールのベース
非常にシンプルで1小節に1回というゆっくりとしたピッキングだが
大げさなアレンジとは一線を画している
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers P.36)
:
ベースは1小節に1回だ。
ベースに合わせているリンゴのドラムもそうだ。