The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-280- 【Rocky Raccoon】
【 Rocky Raccoon 】 -10-
【まとめ】
「White Album」セッションでの録音18曲目
○
Rocky Raccoon について
録音は1日で完了
ジョージは演奏していない。
ベスト・テイクのジョンのベースが録り直されている。ジョン一人での
ベースは消去されジョンとポールの2人でのベースとなっている。
ドラムのオーバー・ダブはポール
リンゴがいない時にポールがドラムを叩きオーバー・ダブ
Rocky Raccoonのコーラスはリンダ
ジョージのギターをなくし、ジョンのベースを削除し
リンゴのドラムを修正した結果、1日で完成
○
ビートルズの状態について
ジョージが演奏に参加していない曲は18曲中6曲
3分の1を占める
実質ジョージが演奏していないのは全てポールの曲
ポールは一人多重録音が増えてバンド演奏から離れていった。
バンド演奏の曲でもジョージに演奏させないことが増えた。
ジョンのベースすらポールは満足できないで自分で弾いてしまう
尊敬し最高と認めた人の演奏すら気に入らない。
できたら直したい。補正したい。最終的には全ての楽器を自分で弾きたい。
これがポールの本質なのだろう。
一人多重録音はポールの本質に根差している。
ポールがドラムを叩いてリンゴのドラムを修正することが
White Albumの録音では多かった。
リンゴは他人にドラムを触られることすら嫌
リンゴは不満だった。
ポールはリンゴのドラムを必要不可欠なものとは思っていない。
ポールには自分の曲では自分でドラムを叩きたいという希望があった。
8月7日頃フランシーとの恋にものたりなくなっていたポールは
リンダをアメリカからロンドンへ呼ぶ。
ポールはリンダとの新しい恋に夢中だったのだろう。
9月26日にもう一度ロンドンに呼んで一緒に暮らし始める
ポールは独断で好き放題に意のままに録音をしている。
バンド演奏にはほど遠い。
他のメンバーの演奏と気持ちを見くびって蔑ろにしている。
演奏を削除されたり修正されたりしたメンバーの気持ちを軽んじている