The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-195- 【Sexy Sadie】
【 Sexy Sadie 】 -17-
録音2日目の演奏を映像版 Anthology 8で聞く
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【資料】
1968年7月24日
録音2日目
第25~47テイク
2回のリメイクの1回目
この日は23テイクを録音
第47テイクがベスト
(The Complete Beatles Recording Sessions P.180)
:
録音初日の録音は全て破棄された。その録音初日から5日後に再び録音された。
だからこの日の録音はリメイクになる。
この日のリメイクも後日破棄されもう一度リメイクされる。
この日は23テイクが録音され最後に録音された第47テイクがベストとされた。
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【資料】
テイク29がAnthologyで放送された。
7月24日の演奏である。
リミックスして映像版 Anthology 8に収録されている
(Complete Beatles Audio Guide P.129)
:
第29テイクが映像版 Anthology 8に収録されている。
White Albumの収録曲を映像と音でレコーディング風景として見せているメドレーの中の1曲だ。
この日の第2日目の演奏。
演奏とジョンのボーカルを含めて3秒間聞くことができる。
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【資料】
2回目の録音であるこの日のリメイクは初日よりひどかった。
ジョンはこの曲をどうしたいのかが決まらなかった。
you'll get yours yet
の後で演奏が止まってからジョージ・マーティンがもう一度と言う。
ケン・スコットがテイク29とコールする。
今までの4テイクでどれがよかった?とジョンがメンバーに聞く。
これはAnthology home video setに収録されている。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.193)
:
この日の演奏はボツになった初日の録音よりもよくなかった。
ジョンはどうしたいのかが決まっていない。
歌詞の「you'll get yours yet」で演奏が中断された後にジョージ・マーティンが
もう一度と言っているのが映像版 Anthology 8でもはっきりと聞き取れる
ジョンがどれがよかった?とメンバーに聞いている。
これもはっきりと聞き取れる。ここで映像は切り替わる。
ジョンはどうしたいのかアイデアがなかったのだろう。
だから次の録音まで3週間があいたのだろう。
その3週間のあいだにジョンはアイデアを思いつく。
次の3回目の録音で無事にジョンはこの曲を軌道にのせる。
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【年表】
1968年7月19日
Sexy Sadie録音(1~21テイク)(CD、Anthology3の15曲目がテイク6)
1968年7月24日
Sexy Sadie録音(25~47テイク)
リメイク(映像版 Anthology 8に第29テイクが収録)
1968年8月13日
Sexy Sadie録音(100~111テイク)
再リメイク
1968年8月21日
Sexy Sadie完成
:
4回の録音を必要とした。
リメイクを2回繰り返している。