The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-138- 【Revolution】
【 Revolution 】 -17-
ステレオ盤とモノ盤の違いについて
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【資料】
1969年発売のアルバム「Hey Jude」の時に初めてステレオミックスが作られた。
このヴァージョンはパスト・マスターズvol.2で聞ける。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.188)
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Revolutionはシングルのみだったので、ステレオ・ミックスは作成されなかった。
アルバム「Hey Jude」の時にステレオ・ミックスは作成された。
アルバム「Hey Jude」はアメリカでのキャピトル編集アルバム
発売時、「Abbey Road」がまだチャートの上位にいた。
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【資料】
ステレオのイントロには左側に小さなビートが入るが、モノでは聴き取れない。
(The Beatles Remastered CD Guide P.216)
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ステレオ・ミックスでは左側に小さなビートを刻む音が聞こえる。
最初~ジョンの叫びまで十数回聞こえる
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【資料】
イントロの違いは音楽的な違いではない。
(Complete Beatles Audio Guide P.180)
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演奏の音ではない。
ミックス、あるいはリマスター作業での音の混入のようだ。
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【資料】
Hey Jude、Get Back、Let It Beとバンド・メンバー周辺の内情をリリックに
そっと忍ばせるポール・マッカートニーとRevolution、Don't Let Me Down、
The Ballad Of John And Yokoとひたすらヨーコとの生活からのインスピレーションを
歌に託していくレノンとの対比がどうにも残酷だ
(Snoozer 2009年 10月 P.150)
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ポールとジョンの意識が乖離していく。
ポールにとってはバンドが全てだった。
ポールの世界はバンドで成り立っている。
一方ジョンの世界はバンドにとどまらなかった。