The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-139- 【Revolution】
【 Revolution 】 -18-
リリース時の世界状況について
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【年表】
1968年3月17日
ロンドンのアメリカ大使館前でヴェトナム反戦集会
ミック・ジャガー参加。
反権力のヒーローとなる。
ゴダールが革命的社会としてストーンズを撮影。
「ワン・プラス・ワン」
1968年4月4日
マーティン・ルーサー・キング暗殺
全米で暴動
1968年5月
パリで5月革命
ドアーズ
「名もなき兵士」
反戦歌
1968年6月6日
ロバート・ケネディ暗殺
全米各地で「貧者の行進」のデモ
アメリカ、非常事態宣言
1968年8月
シカゴ暴動
演奏にMC5参加
ローリング・ストーンズ
「ストリート・ファイティング・マン」
放送禁止
初回プレス版、回収
1968年8月30日
ビートルズ
「Revolution」
非暴力の立場を表明
:
この曲をリリースした1968年、世界は動いていた。
革命をキーワードにして急速に動いていた。
世界の革命への動きに対してビートルズの表明は決して早すぎることはなかった。
いいタイミングだった。
革命へのロック界からの表明が一段落した後の結びの意見として表明できた。
だがそれはジョンの非暴力の立場表明であったため強い批判を浴びた。
その後は運動に一切かかわっていないストーンズがヒーローに祭り上げられたのに対し
真剣に考え運動を続けたジョンは批判され糾弾された。
ジョンはここから社会運動にのめりこんでいく。
出発点はRevolutionだ。