The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-129- 【Revolution】
【 Revolution 】 -8-
演奏への評価はどうだったのか
○
【資料】
エレクトリック・ピアノはニッキー・ホプキンス。
ピアノにもディストーションをかけてギターと同じようなフレーズを
演奏している。
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers 213 P.28)
:
ピアノはセッション・ミュージシャンのニッキー・ホプキンスを呼んだ。
ピアノにもディストーションをかけた。
わざわざピアノに外部のミュージシャンを呼んだところに
ジョンの並々ならぬ、この曲への思い入れがある。
○
【資料】
ニッキー・ホプキンス
素晴らしい演奏
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下)P.70)
:
この時はまだシングルA面の予定だった。
シングルA面だからニッキー・ホプキンスも呼んだ。
○
【資料】
ビートルズのレコーディングの中でもRevolutionのシングル・ヴァージョンとして
知られるものほどエキサイティングでハードなロック・ナンバーは珍しい。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.175)
:
ジョンはザ・フーやジミ・ヘンドリックスに負けないハードな音を求めた。
その結果がこのディストーション・ギターでありディストーションの効いたピアノだった
ジョンの思惑通りにRevolutionはハードなロック・ナンバーとなった。
他のバンドの追随を許さない最高峰のハード・ロック・ナンバーだ
○
【資料】
当時としての現代ではなく今をもってしても古臭さなど微塵もない
最高級Rock'n Rollである
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下) P.175)
:
普遍的な価値を持つRock'n Roll
古臭さが全くない
○
【資料】
White Albumは最もアグレッシブでノイジーな
ハード・ロック作品を多数収録した名作
(Snoozer 2009年 10月 P.109)
:
この雑誌ではハード&へヴィなビートルズの曲としてRevolutionを挙げてもいる
本当にWhite Albumにはノイジーなハード・ロックが多い
ザ・フー、ジミ・ヘンドリックスなどハードでノイジーなサウンドを
特徴とするバンドが多く生まれていた時代、流行であったということはあるだろう
そしてジョンの嗜好でもあった。ジョンにはデビュー前からハードでノイジーな
サウンドを出していたという自負がある。
後発のバンドに負けたくはなかった。
ずっと以前からしているというプライドがあった。
White Albumへの評価は素晴らしい
そしてRevolutionの演奏への評価も素晴らしいものだった。