Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

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The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 76- 【Everybody's Got ~】

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マハリシ・マヘシュ・ヨギ

 

【 Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey 】 -13-

 


歌詞はいつ書かれたのか

 


【資料】

(歌詞は)
マハリシの教えの言葉からとられたものである

(The Best Of The Beatles Book P.218



マハリシ・マヘシュ・ヨギの口癖であった「Come on,take it easy」が
歌詞のヒントになっている。

ジョンはインドでの超越瞑想の指導をマハリシ・マヘシュ・ヨギに受けていた時に
彼の口癖から歌詞を作った。

ジョンはマハリシ・マヘシュ・ヨギにとても影響を受け刺激されたのだろう。
他にも彼の曲を作成している。

彼の口癖を題材にした曲なのだから
作成したのはインド旅行のときだろう。

 



【年表】

1967年9月25日
ジョンがヨーコの個展「ハーフ・ア・ウィンドウ・ショウ」を後援する
オノ・ヨーコがEMIスタジオを訪れる
(ヨーコ・オノ・レノン全史 P.30)

1968年2月~4月
ビートルズ、インド旅行
ジョンはインドで「Everybody's Got ~」を作成
ジョンはリシケシュからオノ・ヨーコに手紙を書く

1968年5月19日(日)
ジョンとオノ・ヨーコ、初めて結ばれる。

1968年5月第3週
Esher Demos(イーシャー・デモ)



9月にオノ・ヨーコの個展を後援することで
ジョンとオノ・ヨーコは急接近する。

翌年2月にはジョンはインドから手紙を送っている。
ここではまだ手紙を送るような関係であり初めて結ばれるのは5月19日である。

結ばれてもいない5月までの二人をマスコミが悪意のある視点で取り上げるだろうか。
「ヨーコをジョンにしがみつく「オノ」という猿」として漫画に描くだろうか。

可能性はゼロではないけれど低いのではないだろうか。
この漫画の資料がないので断定はできないが。

漫画はEsher Demosでこの曲が録音がされた以降に描かれたのではないだろうか。
そうだとするとジョンが漫画をきっかけに曲を作ったということはないことになる

5月19日にジョンにとってオノ・ヨーコはカリスマになった。
そのすぐ後にEsher Demosにて録音した。

録音した時にオノ・ヨーコの強烈なイメージとヨーコとの一体感がジョンにはあった。
それで「ジョンとヘロイン」が「ジョン & ヨーコ」にすり替わったのではないだろうか

ジョンとヘロインについてのジョンの心の中を描いた真実の歌に
録音する過程でオノ・ヨーコのイメージが溶け込んだのではないだろうか。