The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-362- 【Happiness Is A Warm Gun】
【 Happiness Is A Warm Gun 】 -15-
ベーシック・リズム・トラックはどこで編集されてつながれているのか。
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【年表】
1968年9月23日
第1回録音
第1～45テイク
1968年9月24日
第2回録音
第46～70テイク
1968年9月25日
第3回録音
オーバー・ダブ
完成
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第1回録音と第2回録音の2日間でベーシック・リズム・トラックを録音する。
第1回録音では45テイク、第2回録音では25テイク録音した。
2日間でベーシック・リズム・トラック用に合計70テイクを録音した。
そのうちの2つのテイクを編集してつないでベスト・テイクを作成した。
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【資料】
第53テイクと第65テイクをつなぎ合わせたベスト・テイク
（これも第65テイクと呼ばれる）にオーバー・ダブ
（The Complete Beatles Recording Sessions P.196）
：
そのうちの2つのテイクとは第53テイクと第65テイクだった。
完成したベスト・テイクはこれも第65テイクと呼ばれた。
このベスト・テイクにオーバー・ダビングがされた。
翌日の第3回録音で行われて完成された。
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【資料】
ほとんどは第53テイク
セクションEのみ第65テイク
1分34秒で編集している
8トラック・テープに
Yer Bluesの時と同じようにコピーではなく物理的につなげられた。
セクションA：リシケシュで習ったフィンガー・ピッキング奏法
セクションB：デレク・テイラーのフレーズが元になっている
セクションC：ブルージーな「I need a fix」の部分
セクションD：「Mother Superior」
セクションE：I'm So Tiredのイーシャー・デモからの喋りと
アメリカの銃雑誌の見出しから着想したDoo Wopコーラス
（That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.214）
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前半は第53テイク
後半は第65テイク
この資料での独自の分割であるセクションE
このセクションEのみが第65テイクだ。
セクションEとはHappiness Is A Warm Gunの部分
具体的に以下の部分である。
Happiness (is a warm gun)
bang, bang, shoot, shoot
Happiness (is a warm gun, mama)
bang, bang, shoot, shoot
When I hold you in my arms (Oo-oo oh yeah)
And I feel my finger on your trigger (Oo-oo oh yeah)
I know nobody can do me no harm (Oo-oo oh yeah)
Because
Happiness is a warm gun, mama
(bang, bang, shoot, shoot)
Happiness is a warm gun, yes it is
Happiness is a warm, yes it is, gun
(bang, bang, shoot, shoot)
Well, don't you know that happiness is a warm gun, mama
(Happiness is a warm gun, yeah)
収録テイクでの1分34秒で編集している。
最初から1分34秒が第53テイク、1分34秒から最後までが第65テイク
この曲は8トラック・テープでの録音で
Yer Bluesは4トラック・テープでの録音だった。
Yer Bluesも2つのテイクを繋げて編集している。
Yer Bluesも物理的につないでいる。
Yer Bluesでは4トラック・テープそのものを初めて編集した。
それまでは2トラック・テープにしてから編集していた。
Happiness Is A Warm Gunでは8トラック・テープでの録音で
8トラック・テープそのものを初めて物理的に編集した。
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【資料】
8トラック・テープをカットしてつなぎあわせ、ベスト・テイクを編集した
（The Complete Beatles Chronicle 1965-1970 P.366）
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8トラック・テープそのものを初めて物理的に編集した。
これでベスト・テイクが完成した。
この編集部分は自然で違和感がない。
何度聞いてもつないでいる継ぎ目がスムーズでわからない。
こんなにスムーズでわからないなら、そして最後に編集するのであれば
最初から部分に分けて録音するということにはならないのだろうか。
歌詞を清書し拍子を書き込みテイクの終わる毎に演奏について
メンバー間で話し合いジョンがメンバーに労わりの言葉をかける。
そんなに手間のかかる大変な思いをして難しい変拍子の録音をして
最後に編集する。このこだわりと大胆さが凄い。
組曲の録音というのが初めてなら8トラック・テープの編集も初めてだ。
初めてづくしの中ビートルズも手探りで曲を完成させていったのだろう。
