The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-307- 【Glass Onion】
【 Glass Onion 】 -1-
今の感想
○
このセッションでの録音22曲目。
ジョンの曲
これ以上はない簡素なイントロ
全編に流れるストリングス。
まっすぐな8ビートと噛み付くようなジョンのボーカル
ビートルズのイメージそのものだ。
歌詞にはビートルズの曲名が連呼される。
詮索するファンへの揶揄とビートルズ自身へのパロディが溢れる。
ジョンの攻撃性が冴えている。
批判的でシニカルで舌鋒するどいジョンが帰ってきている。
ジョンの復活をとてもよく表している曲だ。
この曲が表すのはジョンが感じている自分自身の復活
ジョンもそんな自分の姿が誇らしかったのだろう。
だからこの曲を3曲目に選んだのだろう。
米のロックン・ロールをパロディにしたポールのBack In The USSR
ビートルズ自身とバンド周縁をパロディにしたジョンのGlass Onion
パロディとロックン・ロール。とてもビートルズらしい。
この時点でジョンとポールはとても健全だ。