Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-308- 【Glass Onion】

Cavendish Avenue house, Paul McCartney



【 Glass Onion 】 -2-

 


この頃ジョンとポールの仲はどうだったのか

 


【資料】

イーシャー・デモ

CD版 Anthology3、1-6

ジョンの曲で未完成の初期ヴァージョンである。
ジョンのボーカルはダブル・トラックだが、まだ歌詞が
できあがっていない部分は適当に歌っている。

(Anthology 3 CD付属解説書 P.10)

 


CD版 Anthology3の1枚目、6曲目でイーシャー・デモを聞ける
歌詞がまだ全部はできていない。

 


【資料】

デモでは1番の歌詞を3回歌った。
ポールの家、キャベンディッシュで手伝ってもらいながら
ジョンは2番3番の歌詞を書いた。
過去の曲、I Am The Walrus、The Fool On The Hill、Fixing A Hole
Lady Madonnaを歌詞に入れた。

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.215)

 


ここでのデモとはイーシャー・デモのこと。
この曲にはイーシャー・デモがある。

イーシャー・デモではまだ歌詞が1番しか出来ていなかった。
だからジョンは1番の歌詞を3回繰り返して歌っている。

最初から3番までの歌詞にするつもりだったのだろう。
残りの2番3番の歌詞はイーシャー・デモの後に書いた。

ジョンはポールの家キャベンディッシュでポールと共に歌詞を書いた。
歌詞の意味をいろいろ詮索するファンと評論家への揶揄とからかい。

ジョンとポールは歌詞を考えるのが楽しかっただろう。
どうしたら煙に巻けるか。わくわくしただろう。

2番である「The Walrus Was Paul」の部分の歌詞を作ったのはポールの家
ジョンはポールと一緒にこの歌詞を考えた。

Penny Laneに卑猥な歌詞をすべりこませた時のようにジョンとポールは
いたずら心にあふれ目を輝かせていただろう。

だからこの時のジョンとポールが仲が悪いわけがない。
2人は10代のように好戦的なエネルギーに溢れた心友同士だ。

 


【資料】

イーシャー・デモ

「ホワイト・アルバム」(3CDデラックス・エディション) 3-3

最後に聴いたことのないメロディが飛び出す

レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.95)

 


イーシャー・デモでのGlass Onion
最後に聞きなれない短いメロディがでる

 


【資料】

イーシャー・デモ

タンバリンが入っている。
たくさんの意味のない呟きが入っている。

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.171)

 


イーシャー・デモでのGlass Onion
タンバリンが入っている。