Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-244- 【Not Guilty】

George Harrison



【 Not Guilty 】 -2-

 


Esher Demos(イーシャー・デモ)と第1回録音と第2回録音について

 


【資料】

「ホワイト・アルバム」(3CDデラックス・エディション)の3枚目(Esher Demos)
26曲目

レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.96)

 


Esher Demos(イーシャー・デモ)でのデモ録音がある曲
だから作成はWhite Albumセッションに入る前である。

ボーカルはダブル・トラック
ギターと一部分にパーカッション

 


【資料】

1968年8月7日
第1回録音
第1~46テイク

ビートルズの曲では初めてリハーサル/レコーディングが100テイクを超えた。
完全ヴァージョンは100以上のうち21テイクだけ

この晩の第1~46テイクはすべてライブで演奏されたベーシック・リズム・トラック
(ベース、ドラムス、ギター、エレクトリック・ピアノ

完全ヴァージョンは第26、30、32、36、41の5テイクだけ

(The Complete Beatles Recording Sessions P.183)

 


この曲は録音テイクが100を超えた。
ビートルズでは初めてのことだった。

しかし完全ヴァージョンは少なかった。
21テイクのみが完奏した。

初日のこの日は46テイクが録音された。
そのうちで完奏は5テイクのみだった。

ベーシック・リズム・トラックを録音した。
4人によるライブ演奏だった。

楽器はベース、ドラムス、ギター、エレクトリック・ピアノ
演奏者は資料の記載がなく推測のみ

ポールのベース、リンゴのドラムス、ジョージのギター
ジョンのエレクトリック・ピアノ

 


【資料】

1968年8月8日
第2回録音
第47~101テイク

第47テイクから第101テイクまで行われ第99テイクがベストとなるが
依然ベーシック・リズム・トラックのみ

だだし編成はベース、ドラムス、ギター、それにエレクトリック・ピアノ
替わってハープシコードとなった。

(The Complete Beatles Recording Sessions P.183)

 


翌日の第2回録音。
第101テイクまで録音された。

この日もベーシック・リズム・トラックだった。
エレクトリック・ピアノハープシコードに変わった。

この日でベーシック・リズム・トラックは完成した。
第99テイクをベストとした。

 


【資料】

この日の録音はトラック1にポールのべース、トラック2にリンゴのドラムス
トラック3にジョージのエレクトリック・ギター、トラック4にハープシコード
という構成だった。

ハープシコードを演奏したのはおそらくクリス・トーマスだ。

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.199)

 


第2回録音ではエレクトリック・ピアノハープシコードに変わった。
ハープシコードの演奏者はこの資料ではクリス・トーマスとしている。

ということはジョンはベーシック・リズム・トラックに参加していないのだろうか。
この資料では「おそらく」なので確信ではないのだろう。