The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-205- 【While My Guitar Gently Weeps】
【 While My Guitar Gently Weeps 】 -3-
録音初日にビートルズのメンバーは録音に参加したのか。
○
【資料】
1968年7月25日
録音初日
第1テイク(CD版 Anthology3の1-16曲目)
この第1テイクは
ボーカル:ジョージ
ギター:ジョージ
オルガン:ポール
(The Complete Beatles Recording Sessions P.180)
:
録音初日の第1テイクがCD版 Anthology3で聞ける。
ジョージがギターの弾き語りをしている。
ポールだけがオルガンで参加している。
第1テイクからこの曲にはポールが貢献をしている。
この日はこの曲のみのレコーディングだった。
この曲1曲に集中してレコーディングが行われた。
○
【資料】
正規の第1テイクはジョージ・ハリスンが録音したというべきもので
ソロ・ボーカルとアコースティック・ギターのみをフィーチャー
(ただしエンディング近くにオルガンのオーバー・ダブが入る)した
非常に美しいヴァージョンだ
(The Complete Beatles Recording Sessions P.180)
:
イーシャー・デモからギターの伴奏が変わっている。ジョージは
イーシャー・デモからの2ヶ月でこの曲のアレンジをいろいろと考えたのだろう。
○
【資料】
ハーモニウムはポールによる。
あるいはジョージのオーバー・ダブかもしれない
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.194)
:
第1テイクはジョージの弾き語りにオルガンがオーバー・ダブされている。
オーバー・ダブであるからオルガンはジョージ本人の可能性はある。
この資料ではジョージ本人かもしれないとしている。ジョージがアレンジを
いろいろ考えた結果オルガンを重ねることにしていたとしてもおかしくはない。
○
【資料】
この日にビートルズがリハーサルした数テイクのテープは
ジョージが持って帰った。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.180)
:
録音初日にビートルズも演奏している。
リハーサルとして録音された。
バンド演奏のリハーサル・テイクを家でじっくりと聞きたかったのだろう。
ジョージはテープを持って帰った。
このテープは紛失している。
ジョージはこの日のバンド演奏を気に入らなかったのだろう。
参考にするつもりもなかった。全てを録りなおしたかった。
だから次のセッションにテープを持ってこなかったのだろう。
セッションにはオルガンを弾いたポールをはじめメンバー全員がいた。
しかし他のメンバーの演奏は残っていない。
それはバンド演奏が入ったテープがなくなっているからだ。
他のテイクは失われている。