The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-120- 【Ob-La-Di,Ob-La-Da】
【 Ob-La-Di,Ob-La-Da 】 20-
「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の意味はなんだろうか
○
【資料】
ナイジェリア人のコンガ奏者のジミー・スコットの口癖だった
「Ob-La-Di,Ob-La-Da Life goes on,bra」
というおまじないのような言い回しをポールが気に入り、これを元にして作曲した
:
歌詞はジミー・スコットの口癖だった。
そのまま歌詞にした。
○
【資料】
ポールはジミー・スコットに訴えられていた
訴えの取り下げを条件にスコット夫妻の莫大な法廷費用を
支払うハメになってしまった
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下)P.70)
:
ポールは盗作として賠償金を請求され示談金を支払った。
このフレーズだけで示談金というのは厳しい。
○
【資料】
ジミー・スコットのコンガ・ドラムが追加された。
ジミー・スコットは「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の題名のきっかけになった人。
ジミー・スコットはWhite Album発売後に自分の演奏が聞こえないと語ったが
それは当然でこのテイクは使用されなかった。
ポールは家に持ち帰って週末に聞いてみたが気に入らなかった。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.184)
:
ジミー・スコットは最初の録音でコンガ・ドラムを演奏した。
最初の録音はポールが気に入らなかったのでボツになった。
ポールはずっと以前にジミー・スコットと親交があったことになる。
彼の口癖を歌詞にしてインド滞在中に曲を作った。
彼をセッションに呼んでコンガ・ドラムを演奏してもらった。
そしてボツにした。ジミー・スコットは気分はよくなかっただろう。
そういういきさつも訴えられた背後にはあるのだろう。
彼にとってポールの印象は悪かったのだ。
○
【資料】
表題はLife goes onを意味するナイジェリアの言葉だとポールは語っていたが
実際にそんな言葉はないらしい
(レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.78)
:
「Ob-La-Di,Ob-La-Da」はジミー・スコットの造語なのだろう。
だから自分の独自のフレーズを使われたとして賠償金を請求したのだろう。
ポールはその後に続く「Life goes on」を意味すると考えたのだろう。
実際はジミーの造語で実在しない言葉だった。