Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-120-  【Ob-La-Di,Ob-La-Da】

f:id:fuyukishigeru:20211126175328j:plain

Jimmy Scott



【 Ob-La-Di,Ob-La-Da 】 20-

 


「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の意味はなんだろうか

 


【資料】

ナイジェリア人のコンガ奏者のジミー・スコットの口癖だった
「Ob-La-Di,Ob-La-Da Life goes on,bra」
というおまじないのような言い回しをポールが気に入り、これを元にして作曲した

(真実のビートルズサウンド P.169)

 


歌詞はジミー・スコットの口癖だった。
そのまま歌詞にした。

 


【資料】

ポールはジミー・スコットに訴えられていた

訴えの取り下げを条件にスコット夫妻の莫大な法廷費用を
支払うハメになってしまった

(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下)P.70)

 


ポールは盗作として賠償金を請求され示談金を支払った。
このフレーズだけで示談金というのは厳しい。

 


【資料】

ジミー・スコットのコンガ・ドラムが追加された。
ジミー・スコットは「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の題名のきっかけになった人。

ジミー・スコットWhite Album発売後に自分の演奏が聞こえないと語ったが
それは当然でこのテイクは使用されなかった。

ポールは家に持ち帰って週末に聞いてみたが気に入らなかった。

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.184)

 


ジミー・スコットは最初の録音でコンガ・ドラムを演奏した。
最初の録音はポールが気に入らなかったのでボツになった。

ポールはずっと以前にジミー・スコットと親交があったことになる。
彼の口癖を歌詞にしてインド滞在中に曲を作った。

彼をセッションに呼んでコンガ・ドラムを演奏してもらった。
そしてボツにした。ジミー・スコットは気分はよくなかっただろう。

そういういきさつも訴えられた背後にはあるのだろう。
彼にとってポールの印象は悪かったのだ。

 


【資料】

表題はLife goes onを意味するナイジェリアの言葉だとポールは語っていたが
実際にそんな言葉はないらしい

レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.78)

 


「Ob-La-Di,Ob-La-Da」はジミー・スコットの造語なのだろう。
だから自分の独自のフレーズを使われたとして賠償金を請求したのだろう。

ポールはその後に続く「Life goes on」を意味すると考えたのだろう。
実際はジミーの造語で実在しない言葉だった。