Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-116-  【Ob-La-Di,Ob-La-Da】

f:id:fuyukishigeru:20211205214126j:plain

White Album session

【 Ob-La-Di,Ob-La-Da 】 -16-

 


リンゴのドラムの演奏回数について

 


【資料】

リチャード・ラッシュ(アシスタント・エンジニア)

「リンゴが気の毒でしたよ。昼間の3時から夜中の1時まで、ろくに休憩もとらずに
プレイして、次の日も同じことの繰り返しなんですから」

この日のセッションの終了は午前3時

(The Complete Beatles Recording Sessions P.174)

 


リンゴは何度もドラムを演奏し疲れ果ててうんざりしていた。
そしてメンバー間は険悪になっていった。

そう記載されている本は多い。
リンゴはいったい何回この曲を演奏したのだろうか。

 


【年表】

1968年7月3日
第1回録音
7テイク

1968年7月4日
第2回録音
オーバーダビングのみ

1968年7月5日
第3回録音
オーバーダビングのみ

1968年7月8日
リメイクの第1回録音
12テイク

1968年7月9日
再リメイクの第1回録音
2テイク(ドラムはポール)
その後7月8日のリメイクにオーバーダビング

1968年7月11日
7月8日のリメイクにオーバーダビング

1968年7月15日
7月8日のリメイクにオーバーダビング
完成

 


全ての録音は7日間であり全部で19回は演奏して録音している。
再リメイクの2回はドラムはポールとして除いている。

この他にリハーサルや練習もしているから実際はもっと演奏したはずだ。
実質ドラムを演奏したリズム・トラックは2日間で終了している。

ドラムのオーバー・ダブがあったかどうかは不明だが資料の記載はない。
実質2日間で録音は19回。

不仲になるほどのストレスがかかるだろうか。
夜中の3時まで変化のない演奏を繰り返していく。

疲労は溜まったしおもしろくはなかっただろう。
でもそれで、これまで好調だったポールとの仲が悪くなることはないと思う。

リンゴは2曲目の録音で「Don't Pass Me By」をポールに協力してもらっている。
初めての自作曲を完成してもらった感謝。それからまだ1ヶ月だ。

 


リンゴは8ビートをきちんと刻んでいるだけだ。
(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下)P.71)



リンゴはひたすら8ビートを刻む。
最初から完成まで変わらない。

 


オーバー・ダビングされたタイコの音はリンゴではないのかもしれない。
ドラムもどうやらポールという説もある。だがスネアの音はたしかにリンゴの
音なので、私はベーシックなドラムプレイは間違いなくリンゴだと確信する。

(全曲解明!!ビートルズサウンズ大研究(下)P.71)

 


ドラムは間違いなくリンゴ。
再リメイクではポールが叩いている。