Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 106- 【Ob-La-Di,Ob-La-Da】

f:id:fuyukishigeru:20211124193736j:plain

Ob-La-Di,Ob-La-Da, single, Japan

【 Ob-La-Di,Ob-La-Da 】 -6-

 


録音初日の録音経過をみる

 


【資料】

1968年7月3日
録音初日

ベーシック・リズムに加え、ポールがマイクなしでガイド・ボーカルを入れている

(The Complete Beatles Recording Sessions P.173)



まず、リズム・トラックを録音した。
ポールのガイド・ボーカルが入っている。

このガイド・ボーカルの入ったテイクはリリースされていない。
それともテイク5(CD版 Anthology3 1-11曲目)で聞き分けられないだけなのだろうか

 


【資料】

ポールとリンゴがリズム・トラックを7テイク録音し、まずテイク7にオーバ・ダビング

(The Complete Beatles Chronicle 1965-1970 P.351)



ポールとリンゴのみでリズム・トラックを録音した。
録音は7テイクだった。第7テイクをベストとしオーバー・ダブをした。

 


【資料】

最初はシンプルに始まった。

ポールがアコースティック・ギターとガイド・ボーカル、
リンゴがドラムでリズム・トラックを7テイク録った。

ベストは第7テイクとなり、第7テイクにポールのリード・ボーカルと
アコースティック・ギターがオーバー・ダブされた。

その後ポールは第4テイクの方がよいと思いセッションの終わる前に
第4テイクにもっと熱の入ったエレクトリック・ギターにも聞こえる
アコースティック・ギターをオーバー・ダブした。

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.184)

 


ポールのリード・ボーカルとアコースティック・ギターがオーバー・ダブされた。
ここでポールは心変わりした。

リズム・トラックのベストを第7テイクから第4テイクへと変更した。
そのために今度は第4テイクにアコースティック・ギターをオーバー・ダブした。

この曲の録音ではポールは心変わりが多い。
1日目のリズム・トラックの録音からすでにベスト・テイクを迷っている。

ポールはシングルにしようと思う曲では録音時に迷うことが多い。
前のアルバムではWhen I'm Sixty-fourがそうだった。

もっとよくなるのではないか。ポップスのマジックがかかるのではないか。
ポールは満足できていないのだろう。もっといい曲であるべきだと思うのだろう。