Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 24- 【Don't Pass Me By】

f:id:fuyukishigeru:20210819181615j:plain

The Complete Beatles Chronicle 1957-1970



【 Don't Pass Me By 】 -4-

 


この曲のアレンジをいつ決めたのか。



1968年6月6日
Don't Pass Me By 録音 2回目
リンゴとポールの二人のみ。

ジョンはこの時、別の部屋でTVインタビュー。
政治についての過激な見解を語った。

ジョージは午前中のインタビューには参加している。
収録分のテープにはジョージの声が聞こえる。

(The Complete Beatles Chronicle 1957-1970 P.347)

 


ジョンは本来の批判的な自分を取り戻している。

ジョージもスタジオには来ているが演奏はしていない。
ジョンは録音に参加していない。録音現場にすらいない。

これは不仲が生じていたからではない。
ポールだけがリンゴに協力したからではない。

 



リンゴ
作品が出来上がった時はすごく感激した。
みんなほんとによく助けてくれた。
The Beatles Anthology 書籍版 P.306)

 


リンゴはみんなが助けてくれたと感謝している。
ポールだけが協力してジョンとジョージが
協力してなかったらこんな言葉がでるだろうか。

この時のビートルズは非常にいい状態。
ジョンも好調。
全員が協力状態にある。
不仲はありえない。

ポールとリンゴとの二人のみの演奏となった理由は
事前にアレンジを決めていたから。
スタジオに入る前に4人みんなで時間をかけて決めていた。
録音開始時にはギターレスでリンゴとポールが2人で
演奏することが決まっていた。

事前のアレンジはおそらくデモとしてテープにも録っていたであろう。
しかし、この曲はEsher Demos(イーシャー・デモ)として残っていない。
White Album」のデモはEsher Demos(イーシャー・デモ)以外にもあるので
この曲のデモは見つかっていないか紛失したのだろう。

もしも今後、この曲のデモが見つかったら
アレンジは同じであるはず。