The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 24- 【Don't Pass Me By】
【 Don't Pass Me By 】 -4-
この曲のアレンジをいつ決めたのか。
○
1968年6月6日
Don't Pass Me By 録音 2回目
リンゴとポールの二人のみ。
ジョンはこの時、別の部屋でTVインタビュー。
政治についての過激な見解を語った。
ジョージは午前中のインタビューには参加している。
収録分のテープにはジョージの声が聞こえる。
(The Complete Beatles Chronicle 1957-1970 P.347)
:
ジョンは本来の批判的な自分を取り戻している。
ジョージもスタジオには来ているが演奏はしていない。
ジョンは録音に参加していない。録音現場にすらいない。
これは不仲が生じていたからではない。
ポールだけがリンゴに協力したからではない。
○
リンゴ
作品が出来上がった時はすごく感激した。
みんなほんとによく助けてくれた。
(The Beatles Anthology 書籍版 P.306)
:
リンゴはみんなが助けてくれたと感謝している。
ポールだけが協力してジョンとジョージが
協力してなかったらこんな言葉がでるだろうか。
この時のビートルズは非常にいい状態。
ジョンも好調。
全員が協力状態にある。
不仲はありえない。
ポールとリンゴとの二人のみの演奏となった理由は
事前にアレンジを決めていたから。
スタジオに入る前に4人みんなで時間をかけて決めていた。
録音開始時にはギターレスでリンゴとポールが2人で
演奏することが決まっていた。
事前のアレンジはおそらくデモとしてテープにも録っていたであろう。
しかし、この曲はEsher Demos(イーシャー・デモ)として残っていない。
「White Album」のデモはEsher Demos(イーシャー・デモ)以外にもあるので
この曲のデモは見つかっていないか紛失したのだろう。
もしも今後、この曲のデモが見つかったら
アレンジは同じであるはず。