Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

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The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 25- 【Don't Pass Me By】

 

【 Don't Pass Me By 】 -5-

 

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レコード・コレクターズ 2018 12

誰がアレンジを決めたのか。

 


この曲のプロデュースはジョージ・マーティンだが、
以前の緊張感あふれるカッチリとした制作方法ではなく
このようにラフな方向性を打ち出しているということは、
マーティン自身も納得ずくで意図されたアルバム・ポリシー
だったのだろうか?
レコード・コレクターズ 1996 11 P.43)

 


本当に、この曲はジョージ・マーティンがプロデュースしたのだろうか
と、疑問を示している。
クレジットされているプロデューサーは確かにジョージ・マーティン

しかし、この曲は今までのジョージ・マーティン
プロデュースとはアレンジが違う。
いわゆるジョージ・マーティンの趣味ではない。

 



直球カントリーとは言えない。むしろアヴァンギャルドな世界を
構築している。
レコード・コレクターズ 2018 12 P.83)

 


演奏はほのぼのではなく「アヴァンギャルド
リンゴとポールで「アヴァンギャルド」な演奏をしている。
リンゴとポールは革命のコンセプトを守っている。

1曲目の録音「Revolution 1」で呈示した
ジョンのコンセプトはこの曲に届いている。
ポールとリンゴはジョンに正しく追従している。

また、アレンジは事前に決められていた。
ジョージ・マーティンの関与する機会はなかった。
アレンジを決めたのはビートルズの4人だけだ。