The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 16- 【Revolution 1】
【 Revolution 1 】 -15-
ジョンはいつオノ・ヨーコを確信したのか。
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【年表】
1966年11月9日
ジョンとオノ・ヨーコが初めて出会う
1967年夏頃
ジョンとオノ・ヨーコの交流が本格的になる
1968年2月~4月
ビートルズ、インド旅行
1968年5月19日(日)
ジョンとオノ・ヨーコ、初めて結ばれる。
ジョン・レノン・アンド・ヨーコ・オノによる
「未完成作品第1番:トゥー・ヴァージンズ」録音
1968年5月30日
Revolution録音(1と9の原曲)初日、第18テイク
(レコード・コレクターズ 1990年 12月 P.40)
:
ジョンは1966年にオノ・ヨーコの個展のオープニング前日に
オノ・ヨーコと出会う。
その後順調に交際は進んだ。
文通している。
インド旅行では「White Album」用の曲を作りながら
オノ・ヨーコのことを考えていたんだと思う。
インド旅行から帰ってきて「White Album」への準備。
そしてオノ・ヨーコとの距離を縮める準備もした。
5月19日、自宅あるいは別荘にオノ・ヨーコを招いて初めて結ばれる。
その夜に前衛音楽の録音を二人でする。
この時に間違いない。
ジョンは全てを手に入れた。
ジョン&ヨーコ・母親・革命、芸術・オノ・ヨーコ
子どものころから欲しかったものも全て。
ジョンにとっては人生の転換の瞬間。革命。
White Albumのコンセプトもこの時に決まった。
革命だ。
ジョンは生まれ変わった。転生した。
ジョンの人生、精神、身体全ての革命。
ジョンは革命後の興奮冷めやらぬまま
「White Album」の録音に臨む。
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【資料】
「White Album」のレコーディング・セッションにヨーコが
参加することは、二人が「トゥー・ヴァージンズ」を完成させた時点で
すでに約束されていたようなものだった。
(レコード・コレクターズ 1996年 11月 P.52)
:
「トゥー・ヴァージンズ」が「White Album」の序章であり始まりだった。
そして同時に、ビートルズの終わりの始まりということだったのだろうか。