The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-9- 【Revolution 1】
【 Revolution 1 】 -8-
この日(Revolution 録音初日)、ヨーコを伴ってスタジオに現れたジョンは、
彼女をメンバーやスタッフに簡単に紹介すると
当然のように自分の横に座らせた
~中略~
即興のコーダ部分でヨーコと一緒にマイクに向かってわめき散らした。
~中略~
音で革命を表現できたと感じたジョンはかなりご機嫌
(ザ・ビートルズ・マテリアル vol.1 P.110)
オノ・ヨーコは初日からビートルズと共に録音している。
録音に参加している。
○
Revolution 9
後にわずかばかりジョージ・ハリスンの手を借りたのを除けば
ほとんどジョンとヨーコが2人だけで組立てた作品
(The Complete Beatles Recording Sessions P.169)
ジョンのこの時、心を占めていたのは革命。
それは間違いなくオノ・ヨーコにもたらされたもの。
オノ・ヨーコの考える革命
16歳の時にエルヴィスに心酔したように
ポールと2人で曲を作ったように
ヨーコに影響されヨーコと共に曲を作成している。
劇的な変化。
ジョンにとっての革命のような劇的な変化
ビートルズ・仲間・Rock'n Roll・ポール
↓
ジョン&ヨーコ・母親・革命、芸術・オノ・ヨーコ
ジョンはビートルズからオノ・ヨーコ(革命、芸術)へ
興味が移ってしまった。
ジョンは心変わりした。
ポールからヨーコへ。
ポールは敗北した。
ポールはこの初日ですでに負けは決定していた。
あとはビートルズへ戻そうとするポールの努力と失敗の歴史。
それが続くだけ。
「White Album」のリリースと同じ月に
ジョンとヨーコの
「トゥー・ヴァージンズ」発表。
もう止められない。
ジョンの心はもうビートルズにはない。
ポールはそのことにこの「White Album」のセッション中に
徐々に気づかされていく。