Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-232- 【Hey Jude】

ジェーン、シンシア、ポール、ジュリアン、ジョン



【 Hey Jude 】 -15-

 


歌詞はジュリアンへ向けたメッセージなのか。

 


【インタビュー】

ジョン

Hey Judeなんてものすごくいい詞だよ。
あの曲にはまったく手を貸していない。

(プレイ・ボーイ・インタビュー1980完全版 P.250)

 


ジョンはHey Judeの歌詞を高く評価している。
そしてジョンはHey Judeの歌詞を全く手伝っていない。

 


【インタビュー】

ポール

ジョンとシンシアが別れることになって、僕は特にジュリアンが不憫になった。
家族の友人として僕はウェイブリッジまで車を走らせ何も心配することはないと
言おうと思って。
車で1時間ぐらい走ったよ。

Hey Jools,don't make it bad,
take a sad song ,and make it better

ジュリアンに向けた楽観的で希望あるメッセージだった。

(書籍 The Beatles Anthology P.297)

 


歌詞は最初、ジョンの息子ジュリアンに向けて歌われた。
少なくとも最初の部分はジュリアンを考えて浮かんだ言葉だ。

 


【歌詞】

Remember to let her into your heart

 


ジュリアンに向けた最初の部分の後に歌詞はこう続く。
「彼女のことを思うと」

このときのジュリアンは5歳。
5歳の子供に向けて彼女の話はしない。

ジュリアンに向けての歌詞は最初の2行だけであり
その後は「彼女」を必要とする大人への歌詞である。

 


【資料】

この曲を手始めにポールの曲にはジョンへよびかけたと思われる
作品が増えるようになる。

The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers 213 P.27)

 


ポールの曲にはジョンへ呼びかけた歌詞の曲がある。
それはこの頃から以降に作られた歌詞に多い。

この資料ではこの曲もジョンへ向けた歌詞だとしている。
ジョンへ向けた歌詞を持つ最初の曲としている。