The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-149- 【Cry Baby Cry】
【 Cry Baby Cry 】 -9-
初日のリハーサルとジョンの状態について
○
【年表】
1968年7月15日
Revolution
Ob-La-Di,Ob-La-Da
完成
Cry Baby Cry
録音初日
リハーサル
:
7月15日にRevolutionとOb-La-Di,Ob-La-Daが完成した。
Revolutionはシングル用のRevolution
次のシングルが無事にこの2曲に決定した。
後にOb-La-Di,Ob-La-DaはHey Judeに入れ替わるがこの時点ではこの2曲がシングル
シングルのA面、B面が完成した同じ日にCry Baby Cryのリハーサルをした。
長らくかかったRevolutionの全3曲が完成した。
ジョンは肩の荷が降りただろう。
ジョンが最も情熱と時間をそそいだ曲がやっと完成した。
次は気楽な気持ちでセッションをしたかっただろう。
それで選ばれたのがCry Baby Cryだった。
○
【資料】
1968年7月15日午後9時~
録音初日
リハーサル
30分テープ4本に録音
後に消去される。
(The Complete Beatles Recording Sessions P.176)
:
リハーサルは午後9時から開始された。
ジョンは気分がのっていたのだろう。録音が楽しくてしかたなかったのだろう。
リハーサルはテープに録音された。
後にテープ内容はほとんど消去された。
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【資料】
White Album(スーパー・デラックス・エディション 2018)
CD4 セッションズ 11曲目
アンナンバード・リハーサル
マイナー調のイントロにびっくり
(レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.95)
:
リハーサルの一部が消去されないで残っていた。
White Album(スーパー・デラックス・エディション 2018)の4枚目で聴ける。
Esher Demos(イーシャー・デモ)とかなり違うアレンジに驚く。
マイナー調でテンポも遅い。
このリハーサルでは他のアレンジを探ったのだろう。
それはジョンに気持ちの余裕があったからかもしれない。
リハーサルで試した結果やっぱりEsher Demosのアレンジがいいとなり
翌日の本番ではEsher Demosのアレンジで録音した。
この時のジョンには気持ちに余裕があり録音への意欲があった。
他のメンバーも特に問題なくセッションに参加している。