The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-331- 【Birthday】
【 Birthday 】 -4-
映画「The Girl Can't Help It」をビートルズはいつ見たのか
○
【資料】
ジョン
ロックを目当てにどんな映画でも見に行っていた。
(映像版 Anthology 1 字幕より)
:
映像版 Anthology にはこの映画のシーンが多く使われている。
ジョンは1956年にこの映画を見に行っていた。
ジョンにとってとても印象深い映画だった。
それはこの映画が最高のロックン・ロール映画だったからだ。
○
【資料】
ポール
映画「The Girl Can't Help It」は画期的な映画だった。
それまでの映画は白黒でロック・スターはゴミ扱いだ。
それがカラーでワイドスクリーン
そしてJ・マンスフィールドのシーン
(映像版 Anthology 1 字幕より)
:
映像版 Anthology の中でポールが回想する。
この映画を絶賛している。
映像版 Anthology の中でこの映画が流れる。
この映画の中でロック・スターは偉大なものとして扱われていた。
しかもカラーでワイドスクリーンだった。
ポールは全て覚えている。
ヒロインは金髪女性のJ・マンスフィールド
ポールは彼女も覚えている。強烈な印象だったのだろう。
1956年の映画公開時にポールは映画館で見ている。
何度も見たかもしれない。
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【資料】
Ready Teddy
リトル・リチャードがReady Teddyを演奏するシーンは
1956年の映画「女はそれを我慢できない」から。
The Girl Can't Help It
映画のシーンのバックにタイトル曲が流れている
(映像版 Anthology 1 付属解説書)
:
この映画ではリトル・リチャードは3曲が使われている。
そのうちの2曲が映像版 Anthology で使用されている。
Ready TeddyとThe Girl Can't Help Itだ。
Ready Teddyは演奏シーンが流れる。
○
【資料】
ジョン
演奏した後に話をした。
ポールはTwenty Flight Rockを披露した。
(映像版 Anthology 1 字幕より)
:
ジョンとポールが初めて1957年にウルトン教区教会で出会ったとき
ポールはTwenty Flight Rockをジョンに聞かせた。
○
【資料】
ジョンとポールが出会ったとき、ポールが披露したのが
エディ・コクランの1956年のヒット曲Twenty Flight Rock
コクランの演奏シーンは映画「女はそれを我慢できない」から。
ポールの演奏も加わる。
ポールはこんな感じで歌ってみせたのだろう
(映像版 Anthology 1 付属解説書)
:
ポールにとっては映画のエディの演奏シーンは衝撃だったのだろう。
映像版 Anthology でエディの演奏に続いてポールがギターを弾いて歌う
ポールがジョンに初めて会ってTwenty Flight Rockを弾いた時
その時のポールはエディ・コクランを意識していただろう。
○
【資料】
ジョン
「ポールに会った日、ぼくはステージで始めてBe-Bop-A-Lulaを
歌ったんだ」
(ビートルズ・ダイアリー P.16)
:
ジョンはポールと出会ったときBe-Bop-A-Lulaを歌った。
映画でジーン・ヴィンセントが歌い演奏シーンが流れた曲だ。
2人が出会った時のそれぞれが歌った2曲は両方とも
この映画で演奏シーンが流れた曲だ。
それも2曲ともとても印象深い最高の演奏シーンだった。
この映画の演奏シーンが2人に与えた衝撃は大きかった。
○
【年表】
1956年
映画「The Girl Can't Help It」(女はそれを我慢できない)
1957年7月6日
ウルトン教区教会でジョンとポールが出会う
ジョンはステージでBe-Bop-A-Lulaを歌う
ポールはジョンにTwenty Flight Rockを聞かせる
:
1956年に映画館でジョンとポールは2人とも別々にこの映画をみた。
翌年にジョンとポールが出会った。
ジョンはBe-Bop-A-Lulaを歌いポールはTwenty Flight Rockを歌った。
2曲ともこの映画で演奏シーンが流れた曲だ。
それも素晴らしい演奏シーンだった。
この映画の中でも目立っていた。
ポールはエディ・コクランが一人でギターを弾きながら歌う演奏シーンが
強烈に印象に残っていたのだろう。
だから一人でギターを演奏しながら歌う曲にTwenty Flight Rockを
選んだのだろう。