Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

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The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 30- 【Revolution 9】

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The Complete Beatles Chronicle 1965-1970



【 Revolution 9 】 -3-

 

 

1968年6月6日に限定して
Revolution 9とDon't Pass Me Byの録音の様子をみる。

 

 


【年表】


1968年6月6日

【午前】
4人全員でラジオインタビュー。

ジョージは午前中のインタビューには参加している。
収録分のテープにはジョージの声が聞こえる。

【午後】
Don't Pass Me By 録音 2回目
リンゴとポールの二人のみ。

ジョンはこの時、別の部屋でTVインタビュー。
政治についての過激な見解を語った。

【夜中】
Revolution 9録音 1回目
ジョンとオノ・ヨーコ

(The Complete Beatles Chronicle 1957-1970 P.347)

 



6月6日午前はラジオインタビュー。
ジョージはこのインタビューには参加しているが
午後のDon't Pass Me Byの録音にも
夜中のRevolution 9の録音にも参加していない

午後の録音はリンゴとポールが二人で
「Don't Pass Me By」を録音。
その最中に別室でジョンがTVインタビューで
過激な政治発言をしている。

Don't Pass Me Byのアバンギャルドなアレンジと
ジョンの過激な政治発言はシンクロしている。

夜中にはジョンとオノ・ヨーコが熱中して
Revolution 9の録音をした。

Revolution 9とDon't Pass Me Byの録音は
同時進行で並行して行われている。
その時の演奏に必要でないメンバー、ここではジョージは
参加していない。

この日はWhite Albumを象徴するようなセッション。
White Albumのセッションの特徴は複数曲を並行して録音すること。
演奏に必要でないメンバーは不参加であること。

ジョンは昼間は政治への過激発言
夜中はオノ・ヨーコと録音に夢中。
一日中、行動している。

ジョンは絶好調の状態にある。
そういうこともあり、この時のビートルズの状態はよい。