The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-304- 【Dear Prudence】
【 Dear Prudence 】 -6-
ポールのいとこはバック・ボーカルを歌ったのか
○
【資料】
1968年8月29日
第2回録音
ベース(ポール)、リード・ボーカル(ジョン)、
バック・ボーカル、手拍子、タンバリン(ポールとジョージ)
(The Complete Beatles Recording Sessions P.189)
:
翌日の8月29日に第2回録音
ベーシック・リズム・トラックの第1テイクにオーバー・ダブをした。
ポール、ジョン、ジョージでベース、リード・ボーカル、バック・ボーカル、
手拍子、タンバリンをオーバー・ダブした。
○
【資料】
バック・コーラスが2トラックに入っている。
マル・エヴァンズとジャッキー・ロマックスとポールのいとこジョンが
参加している。
(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.206)
:
バック・ボーカルに8トラックのうちの2トラックを使用している。
バック・ボーカルに参加した人数が多いためだろうか。
バック・ボーカルに参加したのはポール、ジョージ、マル・エヴァンズ、
ジャッキー・ロマックス、ポールのいとこのジョン・マッカートニー
1トラックにポールとジョージ、残りのトラックにマル・エヴァンズ、
ジャッキー・ロマックス、ポールのいとこのジョン・マッカートニーだろう。
○
【資料】
マル・エヴァンズ、ジャッキー・ロマックス、ジョン(ポールのいとこ)
(手拍子)
(The Beatles Sound Book Vol.3-2 Official Numbers P.29)
:
3人はバック・ボーカルのほかに手拍子もしている。
ただこの資料には3人のバック・ボーカルの記載はない。
○
【資料】
トライデント・スタジオだったため、ADTが使えず、ジョンが2回歌って
オーバー・ダビングしたダブル・トラッキング・ボーカルである
:
トライデントでの8トラック・レコーディングではADTが使えなかった。
リード・ボーカルをジョンが2回歌ってダブル・トラックにしている
○
【資料】
White Album(スーパー・デラックス・エディション 2018)
5-11
ヴォーカル、ギター&ドラムス
(レコード・コレクターズ 2018年 12月 P.94)
:
White Album(スーパー・デラックス・エディション 2018)の5枚目11曲目に
リード・ボーカルとギターとドラムスのみのヴァージョンが収録されている
聞き比べても正規ヴァージョンと違いが指摘できないので
正規ヴァージョンの第1テイクだろう。
第1テイクのマスターからボーカルとギターとドラムスのみをミックスして
ジャイルズ・マーティンが新たに作成したヴァージョンだろう。