Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-179- 【Sexy Sadie】

 

【 Sexy Sadie 】 -1-

 


今の感想

 


このセッションでの録音11曲目。
ジョンの曲

この曲は聞けば聞くほどよくなる。
100回くらいこの曲を繰り返し聞いてみるとこの曲はすごくいいということがわかる

2分10秒のところの早口のコーラス。この部分はそれまでwawawaで歌われている。
すぐに続くジョンのAh-の高い声がいい

Snoozer 2009年10月号
「Sexy Sadie」 95点

本の雑誌ではこの曲の評価は非常に高い
海外より日本。当時より今なのだろうか。

過去の雑誌、本でこの曲を賞賛しているのをみたことがない。
マニアにうける曲なのだろうか。

ジョンが欲しいものを手に入れられなかったからすねている。
不機嫌で怒ったジョンが当り散らしている。

ジョンは母を求めている。
ジョンははっきりと自覚している。

ジョンが母を求めていることを自覚したのはいつだろうか。
「Help!」のTicket To Rideの時にすでにジョンは自覚していたのか。

Ticket To Rideは母への歌なんだから自覚しているとしていいのだろうか。
それとも無意識からの言葉なのだろうか。

White Album「Julia」でははっきりと意識している。
これは間違いない。

作成した時期が同じなのだからSexy Sadieを作成したときには
ジョンは自分が求めているのは母親だと自覚しているはずだ。

母を求めている心がジョンを不安にしジョンを苦しめている。
抑圧されている心を言葉にして叫ぶことで治療する。

これがジョンが1970年に受けたプライマルセラピーのはず。
1970年にはジョンは心理学者の助けもあり論理的にはっきりと理解している

でもジョンは少なくとも1968年、White Albumの作成時には
自分の問題が母を求めている心にあることをすでに自覚していた。

ジョンの母は亡くなった時にジョンの前からいなくなったのではなくて
その前からジョンの前から去り新しい家庭を作っていた。

だから自覚しやすいとは思う。母に捨てられたということを。
母を求める気持ちがジョンの行動を決定している。

その多くのジョンの行動の一つ。とてもいい成果。
それがこのSexy Sadieだと思う。

またポールも子供のころに母を亡くしている。
ここがジョンとポールの大事な接点だ。

この接点が壊れて二人が離れ離れになってしまう。
それがビートルズの解散なのだろうか。確かめたい。