Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

ビートルズ・ファンがビートルズについて調べたことを書くブログ

The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。-112-  【Ob-La-Di,Ob-La-Da】

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Paul McCartneyJohn Lennon



【 Ob-La-Di,Ob-La-Da 】 -12-

 


録音5日目、再リメイクの経過について

 


【資料】

1968年7月9日
録音5日目

再リメイクを2テイク録音
2テイク録ったところでポールは再リメイクを破棄した。

(The Complete Beatles Recording Sessions P.175)

 


昨日、朝の3時までかけて録音したリメイク・ヴァージョンをポールは破棄した。
ジョンが苛立ちのあまり鍵盤を叩きつけたイントロのヴァージョンを破棄した。

ポールは完璧主義だ。
録音、ことに自分の曲の録音になるとメンバーの気持ちを踏みにじることがある。

それは今までのビートルズの録音でもあったし解散後のソロの録音でもある。
特にWhite Album以降のアルバムでは目立っている。

それはなぜだろうか。
ロック本に書かれてある通り録音テープのトラック数が増えたからだろうか。

ポールの性格、資質であることは間違いない。
ポールはこの日メンバーの苛立ちを考慮することなく再リメイクを決行。

そして2テイクを録って再リメイクを断念した。
よくはならなかったのだろう。

 


【資料】

1968年7月9日
録音5日目

夜になると4人揃ったビートルズは最初のリメイク・ヴァージョンを改めて取り出し
新しいボーカルに替わった。

手拍子とボーカル・パーカッションが加えられた。

(The Complete Beatles Recording Sessions P.175)

 


同じ日の夜、再リメイクをあきらめて、昨日のリメイクを取り出す。
新しいボーカル、手拍子をオーバー・ダブ。

あとは完成までスムーズに進む。
ポールは満足したのか、諦めたのか、あるいはシングル用のもっといい曲ができたのか

シングル用のもっといい曲というのは実際にはHey Judeである。
Hey Judeがいつ作られたのか。後日検証したい。