Beatlemania's Blog ~ビートルズ研究~

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The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 70- 【Everybody's Got ~】

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White Album Project



【 Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey 】 -7-

 


録音初日のリズム・トラックについて

 


【年表】

1968年6月26日
スタジオでリハーサル

1968年6月27日
録音初日
1~6テイク録音

(The Complete Beatles Recording Sessions P.172)

 


リハーサルをジョン、ポール、リンゴで行った。
ジョンとポールがエレクトリック・ギター、リンゴがドラム

翌日に本番の録音
6テイクを録音した

 


【資料】

6月26日は使えないテイクばかりで8時間半のリハーサルは消去された。
6月27日には引き締まった演奏のリズム・トラックが録音された。
まさに「Revolution」からの流れの中、ヘビーなドラムと2本の歪んだエレクトリック・
ギターで演奏されている。 

(That Magic Feeling,The Beatles' Recorded Legacy P.193)

 


6月26日のリハーサル
録音はしているが使用されていない。

8時間半だからかなりの量のリハーサルをしている。この曲はEsher Demosと
かなりアレンジが異なるからこのリハーサルで検討を重ねたのだろう

翌日の6月27日は本番の録音の初日だった。
リズム・トラックを録音した。

リズム・トラックはドラムと2本のエレクトリック・ギターのみ。
リハーサルと同じくリズム・トラックにもベースは入っていない。

ジョージは参加していない。リハーサルと同じ
エレクトリック・ギターはジョンとポール

ポールがリード・ギターだ。
ドラムはリンゴ

最初からベースが演奏されてないから
ベースは最初からオーバー・ダブすることに決めていたのだろう。

この曲ではジョンとポールが二人でエレクトリック・ギターを担当すると
事前に決めていたのだろう。

リハーサルと翌日のリズム・トラックが同じ編成なので
このセッション前にこのことは決まっていたということ。

ジョージが演奏しないということが決まっていたということ。
White Albumではアレンジ、誰が演奏するかは作曲者が決める。

ということは、ジョンが決めたということ。
ジョンとポールでエレクトリック・ギターを演奏すると決めていた。

ジョンはRevolution 1に続いてこの曲を録音した。
Revolution 1を引き継ぐ現在の「Rock'n Roll」と位置付けたはずだ。

ギターはジョンとポールが弾いた。
ジョンは、ジョンとポールの二人のRock'n Rollを楽しんだはずだ

翌年ジョンとポールは同じように「The Ballad Of John And Yoko」をだす
二人のRock'n Roll。二人にとってとても楽しい録音だったのだろう。

実生活で4人で一緒に暮らすほど仲が良かった。
ポールはジョンに「Blackbird」の曲作りとアレンジで最大の協力をしてもらっている

ポールもジョンのためにこの曲で最大の協力をする
若い頃のように二人はRock'n Rollを楽しんだ。

二人の気持ちは10代、少なくとも2ndアルバムの頃に戻っている。
心から楽しんでレコーディングをしたことだろう。