The Beatles「White Album」いつビートルズは仲違いしたのか。なぜ解散したのか。- 37- 【Revolution 9】
【 Revolution 9 】 -10-
ジョンの心の中を占めていたものは何か
○
【年表】
1968年6月6日
ジョン
Revolution 9の録音
ジョンはこの時、別の部屋でTVインタビュー。
政治についての過激な見解を語った。
(The Complete Beatles Chronicle 1957-1970 P.347)
:
ジョンはRevolution 9の録音をした同じ日に
政治についての過激な見解を語った。
ジョンの心の中は革命で満たされている。
革命を音で表現し、インタビューでは言葉で表現している。
○
【インタビュー】
ジョン
(Revolution 9は)
いくらかヨーコの影響をうけていると思う
(ビートルソングス P.147)
:
Revolution 9は革命を音で表したもの。
少なくともジョンはそのつもりだ。
そして、革命はオノ・ヨーコからジョンに伝わったもの。
ジョンはそのことをわかっている。
○
【インタビュー】
1970年12月のインタビューにて。
ジョン
ヨーコのやっていることには敬服しています。
私は「フラクサス」を尊敬しています。
ニューヨークに本拠を置いたアーティストたちのグループで
ジョージ・マクイナスが創設したものです。
彼らがやっていることは、ほんとうに美しく重要な
ことだと私は思います。
(ビートルズ革命 P.238)
:
ジョンはオノ・ヨーコとフルクサスに最大限の尊敬と
敬意を払っている。
ジョンはこの時この二者に夢中だ。
当然、この時のジョンの心の中を占めていたものは
オノ・ヨーコと「フルクサス」であり
「フルクサス」が体現していた時代精神になる。